熊本城の城壁沿いの築約60年の木造平屋を一棟貸切のゲストハウス(宿)に全面改修。古い建具や障子など和の趣を残しつつ、システムキッチンやバスなどの新しい設備を取り入れた宿リノベーション。今では訪日外国人の旅の拠点に。“暮らすように旅する”一軒家の宿は、旅人でも空き家を「住み継ぐ」という想いで「スミツグハウス」と名付けられた。 街なかに増加する空き家と訪日外国人とを結びつけた空き家再生の取り組むは、地方都市の先駆的なリノベーション事例の一つに位置づけられている。この一軒家は、ホームパーティー利用の時間貸しも可能で、地元の人が集う場として活用されている。